福島のトイレ水漏れ

トイレの水漏れの原因

トイレの水漏れには5つの原因が考えられます。トイレの水漏れの原因さえわかれば、自分で直せるのか、業者に頼むべきなのかの判断がつき、いち早く最善策にたどり着きます。まずはトイレの水漏れの原因をしっかり突き止めるところから始めましょう。

①パイプ接合部からのトイレの水漏れ

止水栓のパイプ水漏れ トイレには排水管、給水管、手洗い管などのパイプ類が使われています。トイレの水漏れが起こるのはパイプの接続部分に使われるゴムパッキンの劣化や、ボルトを締め付けるナットが自然と緩んでいることが考えられます。 止水栓と給水管の接合部、給水管とタンクの接合部の2ヶ所でトイレの水漏れがもっとも多発します。

②床からのトイレの水漏れ

トイレの床水漏れ トイレの床が濡れているので拭き掃除をしても、すぐにどこからかじわりと水が漏れ出て床が濡れてしまう。そんなトイレの水漏れは、3つの原因が考えられます。 パイプ類 「パイプ接合部からのトイレの水漏れ」で紹介したように、配水管や給水管などからトイレの水漏れがして、それが床に落ちて広がった場合です。水の流れを辿っていくと、場所を特定することができます。 床下の配水管 床下に設置された配水管が何らかの原因で破損してトイレの水漏れが発生し、その水が床にまで滲み出ている場合。 便器と床の接地面 建付が悪い、設置不良などで便器と床の接地面からトイレの水漏れが起きている場合。 トイレの水漏れがどこから来ているのかわからない場合、墨汁など色のついた液体を便器内に流します。しばらくして色のついた水が床から滲み出てくるなら、便器と床の接続部分からトイレの水漏れが発生しているとわかります。

③温水洗浄便座からの水漏れ

ウォシュレットの水漏れ トイレの水漏れは、ウォシュレットやシャワートイレなど温水洗浄便座が原因の場合もあります。操作パネルの下や便座の脇から水がぽたぽたと漏れて止まらなくなったら、温水洗浄便座からのトイレの水漏れの可能性があります。 集合住宅の場合、トイレの水漏れを放置しておくと階下にまで漏水するおそれもありますので、まずは止水栓を締め、漏電、感電防止のため電源プラグを抜いてトイレの水漏れに対する応急処置をしてください。 トイレの水漏れの発生場所は、お尻を洗うための水洗ノズル、給水管、水を温めるための貯水タンク、水の勢いを調整するノズル弁、止水栓や元栓、部品をつなぐ接続部分などが考えられます。また電化製品なので、内部の精密機器が故障していることもあります。 一般的に温水洗浄便座の寿命は7年から10年と言われています。交換用部品が手に入らなかったり、修理費用が新品の購入費用の4分の1以上になったりする場合は、新品と取り替えてトイレの水漏れ対策をしましょう。

④タンク内のトイレの水漏れ

トイレタンクの水漏れ トイレタンク内の中は意外と複雑で、外側もいろいろなパイプで繋がれています。そのため、トイレの水漏れの原因がもっとも多く潜んでいる場所でもあります。 まずはタンクの外側を確認してみてください。タンクからトイレの水漏れが起こったと思いきや、給水管や排水管から水漏れしているケースが多く見受けられます。 タンク内に溜めてある水があふれ、タンクと蓋のすき間からトイレの水漏れが起きている場合は、給水管から送られる水量が多いことが考えられます。 タンク内には水量を調整するオーバーフロー管(サイフォン)という部品が設置されています。がしかし調整機能を上回る水量が送られると水があふれてトイレの水漏れが発生してしまいます。 もし、給水オーバーが原因ではなく、ずっとタンク内で給水する音が続き、便器内に水がチョロチョロと流れ続けているようなら、タンク内にトイレの水漏れの原因があると考えられます。 止水栓を完全に締めてみてください。便器に流れる水が止まった時はボールタップという部品が原因。便器に流れる水が止まらない時は、排水口をふさぐゴムフロートかオーバーフロー管が原因と考えられます。トイレの水漏れの原因はたくさんありますが、落ち着いて見れば場所を特定できます。

⑤便器本体の水漏れ

便器の水漏れ トイレの水漏れの中で便器本体が原因と考えられる場合も、やはりパイプ接続部から水が伝ってきているかどうかを最初に確認しておきます。 次に、経年劣化や何かの衝撃で便器そのものにひびが入ってトイレの水漏れが起きていることもあるので、ひびわれがあるかどうか確認します。 冬の寒い日に便器全体に水滴がびっしりついて、その水が床に広がっていることもあります。これはトイレの水漏れではなく結露ですので、窓を締めたりヒーターを導入したりして、激しい温度差を軽減させれば結露も減少します。

トイレの水漏れ こんなときは専門業者に連絡を!

トイレの水漏れに関する5つの原因のうち、自分で修理するのが困難な場合もあります。無理をせず、すぐに専門業者に依頼したほうが良いケースは以下のとおりです。

①止水栓自体がサビ付いている場合

自分でトイレの水漏れを修理するためには、まず止水栓を締める必要があります。 止水栓には、マイナスドライバーを回して止める「D式」と呼ばれるタイプと、蛇口についているのと同じハンドルがついているタイプの2種類があります。 もし止水栓自体がサビついていて動かない場合は、自分でトイレの水漏れ修理はできませんので、専門業者に連絡したほうが良いでしょう。

②床下の配水管から水漏れしている場合

トイレの床下に設置されている配水管は他のパイプ類に比べて寿命が長く、一般住宅で35年と言われています。 配水管の材質は、腐食しにくい鉛や塩ビ製のものがほとんどです。しかし、冬場の凍結など何らかの原因で配水管の一部にひび割れが起こり、そこから床にしみ出てトイレの水漏れが起こることがあります。 また、トイレの配水管の近くを別の配水管が通っていることがあります。調べてみるとトイレの水漏れではなかった、といったケースも見受けられます。 いずれにしても、破損箇所に辿り着くまでに便器を取り外したり、床をはがしたりと大がかりな作業になりますので、新たなトイレの水漏れを発生させないためにも、最初から業者を頼んだほうが良いケースと言えます。

②便器と床の接地面から直接水が漏れている場合

長年使用していて問題がなく、突然トイレの水漏れが発生した場合は、便器と床下の排水パイプを繋ぐフランジパテの劣化が考えられます。 フランジパテとは粘土質の材料のことで、排水管と便器の間を接続するフランジという部品の溝を埋めるために使われます。 溝をしっかり埋めることでトイレの水漏れを防いでくれるのですが、経年劣化で粘土状のフランジパテが硬くなり、ひび割れた部分からトイレの水漏れを起こす場合があります。 フランジパテは安価で数百円ほど。ホームセンターなどで販売されているので、簡単に手に入ります。 しかし便器の着脱はかなり大変で、正確な設置は難易度の高い作業です。設置不良だとまたトイレの水漏れが発生してしまいますし、フランジ自体が劣化して交換しなければならない場合もあります。 便器そのものを取り外さなければならない作業は、トイレの水漏れの新たな原因を作らないためにも専門の業者に任せたほうが安心です。

③温水洗浄便座のノズル弁、本体部分の故障

温水洗浄便座はとても身近な存在ですが、水と電気を扱う機器ですから感電などの危険が伴います。専門家に相談するか新しく買い換えるかの二択が基本となります。 ノズル弁の故障 トイレの壁などに操作ボタンが設置されているリモコンの場合、まずは電池交換をしてください。 新しい電池に替えてもトイレの水漏れが続く場合、ノズル内にある水の行き来を調節する弁が故障したと考えられます。原因は電気系統の故障が考えられます。難易度が非常に高く危険な修理なので、専門家に相談してください。 本体内部の故障 ノズルから出る水は、本体の中に固定されている細い給水管を通っていきます。この管が破損していると本体内部で水漏れが発生します。 また本体に設置されている水抜き栓は、パッキンが劣化すると水漏れが起こります。さらに、水を温めるための貯水タンクから水が漏れることもあります。 トイレの水漏れの中でも、特に温水洗浄便座本体内部の修理は厄介なので、かならず専門家に相談しましょう。

④便器本体の劣化、ひび割れした場合

トイレの水漏れの中で、便器本体に原因がある場合は自力での修理は難しいので、業者に修理依頼をします。

⑤給水管の劣化

トイレの水漏れの原因が給水管ということも考えられます。給水管は水をトイレタンクや温水洗浄便座に送るためのもので、金属製のストレートタイプや、材質の柔らかい耐圧ホースなどが使われています。 長もちする金属製の給水管の場合でも、耐用年数は15年ほど。使い方や環境によっては10年もたない場合もあります。サビによる腐食やひび割れが起きたり、触ってグラグラしたりするようなら作業を中断しましょう。もし家全体の元栓を締めていない状態で給水管が折れてしまったら、トイレの水漏れどころか大量の水が放出されてパニックになります。 給水管の交換は自分でもできますが、自宅のトイレに合う給水管選びが少々厄介です。トイレの種類によっては専用の給水管が必要な場合もありますので、専門業者に依頼したほうが間違いないでしょう。

トイレの水漏れは自分で修理! その1 準備

トイレの水漏れの中には、自分で修理できる場合もあります。工具や交換パーツが必要になりますので、ホームセンターや通販などで購入してあらかじめ用意しておきます。

①道具と工具の用意

バケツ バケツは水の入ったバケツと空のバケツが2つあると便利です。空のバケツは修理中にパイプ内などに溜まっていた水が床にこぼれ出た時の受け皿になります。修理の際は水を止めてトイレの水漏れを防ぎますので、水の入ったバケツで部品を洗ったり、便器の中を洗い流したりできます。1つしかない場合は、水を入れたバケツを用意します。 ぞうきん 大きめのぞうきんを何枚か用意しておき、トイレの水漏れで濡れた床や便器をサッと拭きます。 新聞紙 作業中はどうしても水が飛び散るので、床に新聞紙を敷き、できれば壁面にも張っておくとトイレの水漏れが多少ひどくなっても後の片付けが楽になります。 使い捨てのゴム手袋 トイレの水漏れの作業なので、使い捨ての薄手のゴム手袋を装着すると手が濡れず清潔に保てます。 ドライバー 止水栓を開け締めする時に使用します。止水栓はおもにマイナスドライバー対応で、設置したトイレの説明書と一緒に専用の開閉工具が付いてくることもあります。トイレの水漏れがひどい時は、少し締めると水量が減りじっくり原因を調べることができます。

②トイレ内の止水栓を締める

必要な道具:ドライバー(おもにマイナスドライバー) トイレの水漏れの原因が判明し修理をする時は、まず止水栓を締めてください。ドライバーを使って右回り(時計回り)に固くて動かなくなるまでまわします。 止水栓とは水の勢いを調整したり止めたりするための栓で、タンクまわりの壁から直角に突き出て、トイレへ水を送る給水管に接続されています。 タンクの無いスマートタイプのトイレは、カバーを開けると便器の裏側に床から止水栓が出ています。いずれもトイレの水漏れが起きた時は、必ず操作しますので普段から位置を確認しておくと安心です。 ウォシュレットなど温水洗浄便座が付いている家庭も多いと思います。その場合、元から設置されている止水栓から分岐した温水洗浄便座用の止水バルブがあります。間違えるとトイレの水漏れの修理ができませんので注意してください。

③家屋全体の元栓を締める

あったら便利な道具:ペンチ(無くても可) トイレの水漏れ修理の際は、万が一の漏水を考えて家屋全体の元栓を締めると安心です。特に築年数が10年以上経過している場合は、老朽化した配水管が原因で漏水する可能性がありますので、必ず元栓を締めるようにしてください。 また、トイレ内の止水栓が見当たらない場合や固くて動かない場合も、家屋全体の元栓を締めることでトイレの水漏れを防ぐことができます。 元栓の場所は、戸建て住宅の場合は宅地内の水道メーターボックスの中にあります。地面を見てみると、青いプラスチック製や鉄製の四角いフタがありますので、開けてみます。水道メーターと並んでいるのがハンドル(バルブ)です。 ハンドルを右にまわすと水が止まります。開けっ放しの状態のまま放置されているので、いざという時固くて締められないこともあります。その時はペンチでハンドルをはさんで力を入れると簡単にまわせます。 集合住宅の場合は、玄関横のパイプシャフト(上下水道や、ガス管などの配管スペース)の中にあります。こちらも水道メーターの近くに止水栓のハンドルがありますので、右にまわして水を止めてください。これでトイレの水漏れがおさまります。

トイレの水漏れは自分で修理! その2 パイプ類

①バルブやナットを締め直してみる

必要な工具:スパナセットまたはモンキーレンチ 排水管、給水管、手洗い管などパイプ類からトイレの水漏れが起きてポタポタと落ちてくる場合、まずはパイプのつなぎ目にあるバルブやナットをモンキーレンチでしっかり締め直してみましょう。モンキーレンチは用途によって大きさを自由に変えられるので、1つ持っておくと便利です。締める場合は右に回せばトイレの水漏れが止まります。 バルブやナットが緩んでしまい、そこからトイレの水漏れが起きるケースは非常に多いので、締め直すだけで直ってしまうこともあります。 バルブやナット自体が摩耗していると、いくら締め直してもトイレの水漏れが起きることがあります。内側の溝を見て摩耗しているなと思った時は、新しい部品と交換します。

②ゴムパッキンの交換

必要な工具と部品:モンキーレンチ、ノギス(または定規)、ゴムパッキン パイプ類を接続している部分には、輪っか状のゴムパッキンが使われています。見た目は小さく地味ですが、トイレの水漏れ防止には欠かせない大切なパーツです。 ゴム製なので時間とともに材質の劣化や酸化、摩耗などが起こりますので、トイレの水漏れを防ぐために定期交換が必要になります。 止水栓を閉じて水を止めたら、トイレの水漏れが起きている接続部のナットを外します。モンキーレンチを使ってナットを左にまわすと緩んできます。 タンクとパイプを接続するナットを外す場合は、連動しているタンク内のボールタップ(水位を保つ設備)が一緒に動いてしまうことがあります。その場合は、タンクのふたを開けてボールタップが動かないよう手で固定しながら作業します。 ナットを外したら中のゴムパッキンを取り出して、ノギスなどでサイズを測ります。 ゴムパッキンはホームセンターなどで簡単に手に入ります。サイズが合っていることが肝心で、合っていないとトイレの水漏れは防げません。間違えないよう注意しましょう。 直接店に行く場合は取り外したゴムパッキンを持って行くと安心です。通販の場合は、メーカー、パッキンを使用する場所、サイズ別に種類がいろいろあるので、よく確認して購入します。 サイズの合ったゴムパッキンが手に入ったら、新しいパッキンを装着してナットを右まわしに締めます。緩んでしまうとまたトイレの水漏れが起こりますので、しっかり締めておくことが肝心です。

トイレの水漏れは自分で修理! その3 温水洗浄便座

メーカーや機種によって温水洗浄便座の構造は違いますが、トイレの水漏れの共通の対処方法はあります。 ただし本体を分解するのはかなりの知識が必要で、感電の危険があるうえ、メーカーが交換部品を販売していないこともあります。これから紹介する修理方法以外は、業者に依頼するか買い換えを検討してください。 作業に入る前に、止水栓を締め、温水洗浄便座の電源プラグを必ず抜いておきましょう。

①水洗ノズル部分

ボタンを押すと伸びてきて温水を出す水洗ノズル。使用後は「切」ボタンを押せば水が止まって収納されますが、水が止まらずにトイレの水漏れが発生することがあります。 もし自宅の温水洗浄便座が壁に設置されたリモコンタイプなら、電池切れになると作動しなくなります。ノズルから水が出っぱなし状態になったり、ボタンを押しても反応が鈍かったり、まったく反応しない時は、まずリモコンの電池を交換してみてください。

②ノズルが引っ込まなくなった場合

ノズルが伸びたり引っ込んだりする時、内部でバネ(スプリング)が働いています。このバネが伸びきってしまったり、外れたりしている可能性があります。 手で押し戻してみると、外れたバネが元に戻り正常に使えるようになることがあります。何度試してもまた伸びてきてしまう場合は他の理由が考えられますので、業者を呼ぶことになります。 トイレの水漏れの原因が温水洗浄便座の場合、自分でできることは限られています。安全を考えて作業を中断することが賢明な道です。

トイレの水漏れは自分で修理! その4 トイレタンク内

トイレタンク内はさまざまな部品があります。水流などで部品が正常な位置からずれてしまったり、部品をつなぐ鎖がからんだりして延々と給水状態が続いてトイレの水漏れが起きる場合があります。 トイレの水漏れを止めるために、まずは内部がどのような状態になっているか確認する必要があります。

①トイレタンクのふたを開ける

トイレタンクのふたは、樹脂製のものと陶器製のものがあります。陶器製のふたは重く、誤って落とすと割れてしまうことがあります。用心しながらそっとふたを外してください。 ふたに手洗い器が付いている場合は、金属管やホースと繋がっていて少ししか開けられないことがあります。その場合は、接続部分のナットを手で回して取り外します。 固くて手でまわせない時はスパナなどを使って外すことはできますが、裏の壁側なので目で確認しづらいため、難しいと思ったらここで作業をやめて業者に連絡してください。むりやり引っ張り上げて部品が壊れてしまい、新たなトイレの水漏れが発生したり、余計な修理代がかかったりするケースが多いためです。 最近製造されたトイレタンクは、手洗い器付きであってもふたを垂直に持ち上げられるタイプのものが多くなっています。

②オーバーフロー管で水位を確認する

オーバーフロー管 タンクのふたを開けたら、まず水位を確認します。タンクの中央部分に垂直に立っているパイプのようなオーバーフロー管を見ます。 オーバーフロー管は、タンクから水があふれてトイレの水漏れが起きるのを防止する役目があります。タンク内にどんどん給水されて止まらなくなってしまっても、水位を上げた水がオーバーフロー管の中に入って便器内に流れトイレの水漏れを防ぐ仕組みです。 水位がオーバーフロー管の先端よりも2~3センチ下であれば、問題ありません。水面が極端に高かったり低かったりする場合は、トイレの水漏れが起きる原因となりますので対応が必要です。

③水位が低い場合

鎖がからまっている トイレ使用後に水を流すためのレバーは、トイレタンク内で排水口をふさぐゴムフロートと鎖でつながっています。レバーを引くとゴムフロートが鎖に引っ張られて水が流れていくのですが、この鎖が他の部品などに引っかかって排水口が開きっぱなしになってしまうことがあります。からまりを解くだけでトイレの水漏れが簡単に直ります。 ゴムフロートに異物がはさまっている タンク内に何かものを落としたり、節水のためペットボトルを入れたりすると、それがゴムフロートと排水口の間に入り込んで水が流れっぱなしになることがあります。トイレの水漏れや故障、破損を防ぐためにも、タンク内に異物を入れることはやめましょう。 ゴムフロートの交換 ゴムフロートの寿命は約10年。劣化していたら、トイレの水漏れの原因になりますので交換します。 止水栓を締めてタンク内の水を流したら、古いゴムフロートと鎖を手で取り外します。購入の際は、古いゴムフロートを持っていくか、メーカーと形式を確認してホームセンターや通販で購入します。価格は500円から1000円程度です。 新しいゴムフロートの取り付けも手で行えます。トイレの水漏れが起こらないよう、ゴムフロートが排水口にピッタリ合うよう、鎖を調整しながら取り付けてください。

④水位が高い場合

水面がオーバーフロー管の先端まで来ている時は、水が過剰に供給されてトイレの水漏れが起こっているということです。まずは水位の調節を行います。 水位調節リング(ネジ) トイレタンク内に浮き球があるタイプの場合、浮き球の棒の先の接続部分に縦に溝の彫ってあるネジが付いています。まずはネジを上に押しあげてロックを外します。 ネジを左に回すと水位が下がってきますので、オーバーフロー管の2~3センチ下になるよう調整します。ネジを下にさげてロックをして作業終了です。 水位調整リングを回してもトイレの水漏れ状態が続くようなら、ボールタップという部品が劣化して動きが悪くなったと考えられます。 ボールタップの交換は少し難易度が高いので、次の章で詳しく解説します。

トイレの水漏れは自分で修理! その5 タンク内のボールタップ交換

トイレの水漏れの原因として多いのが、ボールタップの劣化です。ボールタップとは、タンクの水位を保つための設備です。 水が流されるとタンクの水位が下がり、ボールタップも水位とともに下がっていきます。 ボールタップが一定の水位まで下がると弁が自動的に開いてタンク内に給水が始まり、水位が上昇すると弁が閉じる仕組みです。この動きが悪いとトイレの水漏れの原因となります。 確認しておきたいトイレタンクの種類 トイレの水漏れを修理する際は、トイレタンクの種類を把握しておく必要があります。 「隅付形」はトイレの角に設置されるタンクで、省スペーストイレに利用されています。「密結形」は洋式トイレの後ろに便器と密着して設置されているタンクです。「下給水タイプ」は文字通り給水管がタンクの下側についているタイプで、「ハイタンク」はタンクの位置が高い位置にあるタイプです。タンクの種類別にボールタップを選ぶ必要があり、間違えるとトイレの水漏れを防ぐことができません。 ボールタップは万能型の「スリムタップ」が便利 万能ボールタップ トイレの水漏れ修理のため、今回はほとんどのタンクに適合するボールタップ「スリムタップ」(SANEI万能ロータンクボールタップV56-5X-13)を用いた方法を紹介します。 スリムタップとは、一般的なボールタップではなく、TOTO、INAX(LIXIL)、Panasonicシリーズなど、さまざまなトイレに対応できる万能型です。 ただし、スリムタップは「下吸水タイプ」と「ハイタンク」への交換はできず、トイレの水漏れ防止になりません。具体的な適合機種は、商品パッケージの裏面にメーカーごとに記載されています。Amazonなどで購入の際は、パソコンやスマホ上でも確認できます。 スリムタップは、水がたまる際の音を低減する消音タイプで、一定の水位まで上がると瞬時に吐水口を遮断して水がピタッと水が止まるダイヤフラム式を採用しています。 さらに、タンク内の水量を調節するポリ玉の位置が変えられるため、節水したい人はもちろん、自分の好みの水量に簡単に変えることができます。 価格は5千円台と少々高めですが、トイレの水漏れを気にせず快適に使用できるメリットを考えれば、購入を検討して損はありません。 準備 必要な道具、工具:スパナセットまたはモンキーレンチ、ドライバー、ぞうきん、バケツ いよいよトイレの水漏れ修理に取りかかりましょう。まずは購入したスリムタップの部品をすべて外し、順番に並べておきます。細かい部品ばかりですので、紛失しないようにしてください。 次にポリ玉部品を組み立てて、ポリ玉の高さを調整します。高さは後で変えられますので、だいたいの目安で大丈夫です。 スリムタップには2種類のホースが付属しています。タンクを見て、補助水管が付いている場合は細いホースを、手洗いノズルが付いている場合は太いホースを選びます。これでトイレの水漏れ修理の準備は整いました。
古いボールタップを外す
  1. 止水栓を締めてトイレの水漏れを止め、ノズルを回した状態にしてタンクの中の水をすべて出します。
  2. タンクのふたを開けます。もし手洗いノズルに連結しているホースや補助水管が付いているタイプのものなら取り外します。無理に外すと新たなトイレの水漏れの原因になりますので、注意してください。
  3. 給水管を外します。給水管は、止水栓とタンクの2ヶ所で接続されているので、モンキーレンチなどを使って取り外します。ナットを回すと給水管の中の水が落ちてくるので、バケツで受け止めます。
  4. 給水管を外したら、タンクの外側に固定されているナットを緩めるとボールタップが外れるので、レンチを持っていないほうの手でボールタップを支えながら外します。
スリムタップの取り付け方
  1. 先ほど外したパッキンを入れ直し、タンクの内側からスリムタップを差し込みます。あとは順番に気をつけながら部品を取り付けていきます。
  2. 給水管に付いている古いボールタップ用のナットを取り外します。新しいナットを向きに気をつけて給水管にはめ込みます。
  3. 止水栓側のナットは今まで取り付けてあったものを継続して使用できるので、給水管にナットとパッキンを戻します。
  4. 止水栓側のナットを借り止めしたら、給水管を慎重に動かしてスリムタップの取り付け口まで持って行きます。
  5. 給水管とスリムタップの間に付属のパッキンを挟みこむように設置し、ナットをレンチなどでしっかり締めます。同様に、借り止めした止水栓側のナットもしっかり締めます。
  6. タンクに補助水管があるタイプのものは、オーバーフロー管(サイフォン)に取り付けて元の状態に戻します。
  7. 止水栓を左にまわして全開にし、タンク内に水をためます。トイレの水漏れが起きていないことを確認したら、ポリ玉が水位とともに上下するか確認します。
水の勢いをチェック 先ほど全開にした止水栓を右まわしに締めて、水の勢いの調整をします。 タンク内の水が満タンになったことを確認したら、手でポリ玉を押し下げて給水状態を作ります。 給水過剰でタンクから水があふれる勢いなら、止水栓を少しずつ締めて給水量を減らしていきます。 給水状態が続いても、水面がオーバーフロー菅の先端から上に1センチ以下になるようならちょうど良い水量です。

⑤水の流れる量を調整する

レバーを動かして水を流してみます。汚物が快適に流れる量になるよう、ポリ玉の位置を調整します。 最後に、手洗いノズルがある場合は連結ホースを元通りに取り付け、タンクのふたを締めれば、トイレの水漏れの心配がない快適なトイレの完成です。

トイレの水漏れ まとめ

トイレの水漏れは、まず原因を突き止めることが大切です。トイレの水漏れがひどいようなら、慌てずに止水栓をドライバーで少し締めてから、トイレの水漏れが発生している場所や状況を確認します。 自分でどこまで修理できるかは人それぞれです。自分自身で判断し、少しでも不安があったら無理せず専門業者に相談してください。その場合は、止水栓をしっかり締めてトイレの水漏れを止め、ウォシュレットなどを使っている場合はコンセントを抜いておいてください。