私は、高校を卒業してから水道業一筋でやってきました。今日は福島県のいわき市のお宅に洗濯機からの水漏れの修理に伺いました。

いわき市と言えば中学の時野球のクラブチームで、いわきグリーンスタジアムという球場で開会式の行進をしたのを思い出しました。ナビで見るとお客様のお宅もそこのすぐ近くでした。帰りにスパリゾートハワイアンズ行きたいななんて妄想をしながら向かいました。

お気に入りの屋外温泉ガーデンでサンセットを楽しんだ後、空を見上げて輝く星を満喫したあの至極の時を思い出していました。そうこうしているうちにお宅に到着しました。新しい広めの家が並ぶ住宅街でした。吹き抜けの玄関で奥様がスリッパを出して下さいました。

子どもがバタバタと走っている音がリビングからしてきました。「水が出てくる所からポタポタ水が出て止まらないんです、このままだと水道代がかさんでしまうと思って、急いで電話しました」と話されていました。その時外に元栓があるはずなので、それを大至急閉めていただくようお願いしました。

それはしてくれていたので水は止まっていました。「水は大分拭き取ったんですけど、朝起きたら水浸しで凄かったんです」と疲れ果てた様子で話されていました。洗濯機はドラム式で給水の蛇口から水がポタポタ出ていたというので、おそらくナットが原因と思われたのでハンドル下部と吐水口上部の２つを確認したところ、２つともパッキンの劣化はありませんでした。

ナットの緩みの可能性が高いと思われたのでモンキーレンチできつく締めて元栓を開けて試すと水は漏れてこなかったので修理完了となりました。「結構すぐに直していただけるものなのですね、主人がこういうことがもう少し分かればこんな遠いところまで修理に来てもらわなくてもよかったかもしれないのに、申し訳なかったですね」とねぎらいの言葉をいただきました。

お子さん2人が少年野球をやっているので洗濯機が壊れたら大変なことになっていたそうです。私も小学校中学校と野球をやっていたので「早く治って良かったな」と本当に思いました。