排水つまりの出張対応

到着し早速状況を見せて頂きました。流し台のシンクに水がたまったままです。 全く流れなくなったとの事。いつからかをお伺いしたところ数日前から流れが悪くなってけど少しづつ流れてた。今朝から全く流れないとの事。家屋内の水周りは全て常に必要な場所ですので急を要します。お客様へ作業手順を説明しました。

金額については、状況によって異なるので途中途中で提示させて頂くことで了承を得ました。まずは、シンク内に溜まっている水の除去から取り掛かりました。次に行ったのは屋外(敷地内)にある排水桝の状況確認です。台所側からの水は全く流れてきません。

排水管も乾いている状況でした。全然流れないのは極めて珍しい現象です。幸い排水桝と台所の距離は直線で約5メートル、遠くはありません。次は、流し台の排水口下のトラップという名の部材を外しました。そこから、パイプ内を洗浄する特殊な高圧洗浄ホースを挿入しました。約1メートル位先でパイプが入っていかなくなりました。

どうやら、そこに詰まりの原因があるようです。洗浄ホースを少し引き抜き、洗浄機を起動させ再度パイプの挿入を試みます。しかし、パイプはそれ以上は入りませんでした。次は、屋外の排水桝側から挿入しました。こちらも約1メートルでホースが入らなくなりました。

こちら側は洗浄用水が溢れてくることはありませんので安心して作業が出来ます。2分位で固形物の様な物が排出されてきました。さらに続けます。ホースはどんどん入ります。詰まり物もどんどん出てきます。ゴボゴボと音がしたと奥様から報告を受けました。流し台下のパイプに溜まっていた水が流れていました。詰まりが解消された様です。後は水を流して確認し完了です。

私は分解したパイプの組み立て取り掛かり、奥様には大きめのやかんにお湯を沸かすようにお願いしました。台所の排水は油を洗った水などを流します。油は排水管内部に付着しやすいです。週に1度か2週に1度位は熱めのお湯をを流すようにお話ししました。 蓄積された油膜はそれでほぼ溶けます。水のようにさらさらと流れます。

夏の暑い時には、問題がなくても秋口から初夏までは油が固まりやすい状況が続きます。詰まらせないためには油を流さないことが一番ですが、洗い物などそうも言ってられないのでメンテナンスするとすればお湯を流すことでかなり違ってきます。 排水桝にはほんの小さなスポンジゴミなどに油などが絡まり3倍くらいの大きさに膨らんでいました。 作業代金にも納得下さり、約2時間半の作業は終わりました。