台所水漏れの連絡があり出張

福島県白河市のお客様から台所から水漏れがするとの一報を受けて出張しました。 お客様のお宅は新幹線「新白河」駅からすぐのマンションでした。8階建ての5階部分がお客様のお住まいです。集合住宅の場合階下への被害も想定しなくてはなりません。 先ずは、原因とく手の為に現状確認です。

今朝から流れが悪くなって、気が付いたら水が漏れていたとの事でした。 時間にして多分十数分との事でした。 流し台の下の排水管とシンクの排水部の接続付近から水が漏れてます。お客様に一旦排水管を取り外し細部まで確認する必要がある。流し台の下の収納に入っているものを出しても良いかの了解をとり、作業を始めました。

水道の元栓を締め万が一に備えます。 流し台の排水部分は「S字トラップ」と言われるプラスチックの部品と接続されています。「S字トラップ」は排水管の悪臭が入ってこないように工夫されたものです。そのトラップを外しました。中に詰まっていた物や水が溢れました。

詰まっている物をみると食器洗い用のスポンジが出てきました。スポンジは油でべとべとになりご飯粒などが絡まり一回り大きくなってました。どうやら、これが原因の様です。ただ、その場合流し台の排水が流れずにシンクに溜まるはずです。

接続部分から漏れることは考えづらいです。 先ほど、S字トラップを外す際に気になったのですが力を入れなくてもすんなり動いたんです。締め付けていたのが何らかの理由で緩んでしまっていた様です。 S字トラップに異常は見当たりませんでしたので、元通りに組み立てます。 元栓を開け、水を流してみます。問題なく流れます。

お客様にこれまでの事をご説明し水が流れる事を確認して頂き作業を終えました。 漏れていた時間が短いので心配はないと思うが階下4階のお宅へ話しておいた方がいいと説明しました。何なら、私が行っても説明してきましょうか?と言いましたが、お客様はご自身で行かれるとの事でしたのでお任せすることにしました。

キッチンの排水口にはゴミ受けがセットされておりますので、普段大きなものが流れ落ちる可能性は少ないのですが、掃除をするときやそのごみ受けのごみを捨てる際に落ちてしまうことが稀にあります。 マンションは年に一度全戸一斉に「雑排水菅の洗浄」を行うが、お客様のマンションでも毎年12月の第1週に実施されているそうです。