田村市の風呂水漏れ

福島県の田村市で風呂の水漏れにお困りのお客さまのお宅へ訪問し修理をしてきました。田村市には実は個人的な縁がないわけではありません。田村市にいくつかあるお人形様、船引駅や朴橋なんかにあるあの4m位ある藁で出来たあれです。人形と言えば可愛いはずなのにあれはどれも可愛いとはかけ離れている。

はっきり言ってお人形というよりは鬼んぎょうという感じの形相をしているのですが、あれに自分は似ていると高校の時さんざん言われていました。まあ自分で言いたくないのですが「確かに似ています」。大体初対面の人には顔だけで敬遠されてしまうタイプであることは間違いありません。

そんなことはさておき、今回のお客様はお風呂の水道の蛇口を絞めても水がポタポタ垂れてきて止まらないというお話でした。水道代が上がってしまうのが心配なので早く来て欲しいとのことでした。例の船引駅を通り過ぎ商店街を抜けて走りましたが、なかなかお宅が見つからず急いでいるということだったので少し焦りました。

それもそのはずでした、一階が洋品店になっていたので分からなかったのです。車を停車させもしやと思ってお店に入るとお客さまの方から「水道屋さん?」とおっしゃっていただけたのでよかったです。二階のお風呂場を見させていただくと確かにポタポタ出ていました。蛇口のレバーハンドルを外し見た所カートリッジの劣化が半端ない状態でした。本当にこれでよくここまでもったなと驚くほど古びていました。

確かに家を建ててからずっと使っているというから当然でしょう。カートリッジを外す時目安のシールを貼るのを今回は忘れずにすみました。この間忘れて境目が分からなくなって大変でしたから。失敗から学んだわけですよ。これで蓋の絞め過ぎを防げるわけです。

カートリッジの交換が無事終了しお客様は喜んでいらっしゃいました。ちょうど嫁が保育園のパートで使うエプロンが欲しいと言っていたのでクマのついたエプロンをちょっと安くしてもらって購入して帰りました。この仕事をしていると、お客様は「助けてー!」という状態で水道修理屋を呼ぶので顔が怖いから「ノーー!」はないので助かります。土地柄お人形様に似ていると思われているのかもしれませんが、それどころではないという感じで全くその思いは自分には伝わらないので助かります。