詰まり原因はガム

歴史家の方なら一度は「坂上田村麻呂 サカノウエノタムラマロ」との名前を聞いたことがある方も多いと思いますが、最近では妙に耳馴染みの良い言葉としてもよくSNS等では取り上げられています。 実は福島県田村市はそんな坂上田村麻呂の伝承が多く残るため、市名をつける際に公募で「田村市」と決定されたのはこの地域ならでは。

しかし、東日本大震災により起きた福島第一原発から半径20キロ圏内となるエリアがありましたが、避難指示解除となった今は元の活気を再び取り戻そうとしているのも事実です。 私も震災以降にこの田村市に戻り、皆様の水回りトラブル修理を行わせていただいておりますが、やはり福島出身の身としては完全復興の道はまだ遠いと思いつつも同じ福島の方の笑顔に背中を押されているのも間違いありません。

さて今回の修理はそんな福島県田村市で、接骨院を営まれているお客様からでしたが、内容は洗面の詰まりを解消して欲しいとのご依頼でした。 担当者の方からお電話で内容をお伺いすると、院内の洗面が詰まってしまい排水できずに困っているとのことでお伺いしました。

お電話を頂いた際に料金や作業内容説明をさせて頂き、ご確認後折り返しご連絡を受け作業のために現地へ。 到着後ご担当者様からお話をお聞きしたところ、ご利用の患者さんのご指摘で洗面詰まりを発見したとのこと。 作業の際は休憩時間で、利用の方が少ない時間帯をご希望されましたので時間通りに早速作業開始です。

ですが上から見ても詰まりの原因は解らないため、そんなときは下部のP字やS字管を取り外して作業を行うのですが今回の場合は排水栓が半開きで詰まりを起こしていたので、ほぼ原因は特定できました。 その原因は皆さんも御存知の「ガム」なんですがガムをそのまま流してしまうと、凹凸部に引っかかってしまった場合人の手で取り除かないと溶けて流れることはありません。 むしろ他の汚れを巻き込んで更に水回りのトラブルを引き寄せることにもなります。

今回は幸い排水栓も上から引き抜けるタイプの洗面台で、詰まったガムもそれほど悪化していない状態だったため作業も1時間以内で完了いたしました。 また利用者様が居ない時間に完了できたのでホッとしましたが、それも全てメンテナンス性の高い水まわり設備があってこそとも言えます。 もしガムやチューイングキャンディを見つけた際は、ティッシュでゴミ箱に捨てて頂ければ以降のトラブル回避にもなりますので、決してそのまま流してしまわないようにご注意願います。