私は水道修理屋の仕事をしています。今日は福島県の会津美里町の風呂の詰まりでお困りのお客さまのお宅へ行って修理をしてきました。車で向かうと、ついこの間来たばかりのせせらぎ公園が見えて来ました。平日にもかかわらず一つだけモスグリーンのテントが目だっていました。
中から若い女性が出てステンレスのマグカップを片手にこちらを見ているように思えました。ちょっとビックリしてしまいました。「この間は子どもの保育園の人たちと皆でバーベキューをして楽しかったな」と思い出していました。本郷温泉湯陶里にも帰りに寄って楽しい休日でした。
こんなに早くまた来るとは思わなかったですね。お客様のお宅はその近くの平屋建てのお宅でした。お庭の手入れがきれいにされていて小さな庭園のようでした。扉が少し開いていたので「ごめんください」と声をかけると。「早かったですね」と60代位の奥様が出てこられました。「こっちです、相変わらずポコポコ音がしていて」と話され案内されて行くと確かにボコッボコッと音が続いていました。
おそらく何か詰まっていると思われたので、何か詰まらせた記憶はないか訪ねると特にないという話でした。排水口の入口には何も見当たらないのでもっと奥に入ってしまった可能性が高いと思われたのでまずは、ワイヤーブラシで除去を試みましたがこれもだめなので、もっともっと奥なので高圧洗浄機を使うとコトンと音がして水がガーと流れ出しました。多めにトイレットペーパーを流した程度でしたら対応できると思いますが、ラバーカップとかで押し出そうとしても、能力が足らずなかなかうまくいきません。 「あっ、もしかしたら、昨日孫が遊びに来て、小さなボールで遊んでいたので誤ってそれを落としてしまったのかもしれません。」と急に思い出されたご様子でした。 「おそらく、それが原因だったのかもしれませんね。とにかく流れるようになってよかったです。もっと大きな物で便器を通過できないような物でしたら、作業工程が増えて金額も上がってしまうので」とお話しました。作業終了後、買ったばかりだという会津本郷焼の綺麗なお茶碗で熱いほうじ茶をいただきながらお庭を鑑賞させていただきました。