給排水の同時修理

めぐみの秋、食欲の秋、新鶴地区の毎年の催し物である新鶴ワイン祭りが今年も10月に開催されます。ブドウの栽培に適した、昼夜の温度差が大きい丘陵地、栽培農家の努力と雨よけという独自のアイデアにより、新鶴ワインは国際線のファーストクラスにも採用されたことがあるそうです。
 今回のご依頼は、その新鶴地区のお客様からです。台所から水漏れがあるとのことでした。
一般的に台所の水漏れの原因は、大きく分けて2種類あります。
1つは給水側(飲み水)における水漏れ、そしてもう1つは排水側(使い終わった汚水)の水漏れです。

給水側の場合は一定のリズムで漏れ続けることが特徴として挙げられます。排水側からの場合、水を流した時だけに発生します。

両方からの水漏れの可能性があったため、給排水ともに調べました。
結果的には給水側、排水側、それぞれに問題がありました。

給水側で流し台の点検口を開けて、裏側に通っている水道管を確認したところ、劣化して給湯管の方にピンホールが出来ていました。今回のお客様のお宅は一軒家で、築35年との事でした。水道管の法定耐用年数は40年と定められています。築30年~40年の時期に水道管のチェック等を行われたほうが良いかもしれません。修理として、水道管を一部新しいものに交換させていただきました。
そして排水側では、排水管が油やごみなどで詰まって流れなくなっていました。きれいならばスムーズに流れていくはずの汚水が、あふれて水漏れしていたのです。
油汚れは排水管に一度流しただけで詰まるわけではありません。油をきちんと拭き取って食器や調理器具を洗っていたとしても、油汚れはいたるところに残っています。排水管の内側に少しづつこびりつき、長い年月をかけて付着していきます。油汚れによる詰まりは非常に頑固です。家庭用の薬剤等では難しい場合が多いです。
高圧洗浄機を使用し、屋外の排水桝からパイプを洗浄したところ、水漏れは無事に解消されました。