本日は福島県浪江市のあるお宅に、台所の水漏れ修理にお伺いしました。 既に日が暮れかけておりますが、夕食の準備中の出来事で、 大変困ってらっしゃる様子でしたので、急いでお伺いした次第です。 浪江と言えば東日本大震災で大きな被害を受け、多くの方が避難されておりました。 ようやく避難指示も解除され、このあたりも明かりがついたお宅が増えてきた様に思います。
一日も早い完全復興を心よりお祈りしております。 さて、ご自宅に到着し、早速台所に向かいました。 台所に入ると、なるほど床が水浸し、何枚もの雑巾でふき取った跡が残っています。 何でも、シンクに置いていたボウルに貯めていた水を流したところ、下から水が漏れたとの事。 シンクの上を見ると、丁度食材を切っていらっしゃる途中だったらしく、まな板の上に人参が乗っている状態です。
一旦食材、まな板等を退避させて頂き、早速症状を拝見いたしました。 シンク内は詰まり等が発生している様子もなく、特に異常は見られません。 一言お断りし、シンク下の扉を開けさせて頂きました。 扉を開けると、予想通り扉の中も水浸し。 ここまで見ればある程度予想がつきます。 排水トラップ、シンクのゴミがたまる部分です、と排水ホースの繋ぎ目を見ると、 接続部分のナットが緩んでいる様で、そこから排水がにじみ出ていました。
部品に問題がないようなので増し締めしてみましたが改善しませんでした。 お聞きするとしばらく修理等は行っていないとの事でしたので、 中のパッキンも交換することとしました。取り外すとパッキンもだいぶ傷んでおりました。 パッキンが劣化た事により、徐々に水がねじ部分に侵入し、ナットを緩めてしまったのでしょう。 パッキンは10年~15年程度で劣化すると言われておりますので、定期的にメンテが望ましいです。 とは言え、漏れが発生しなければなかなか交換しませんよね。 手早く交換、修理し、お宅を後にしました。 今の時間なら夕飯の支度もなんとか間に合うでしょう。