日本三大開拓地の一つとして今に名を残す福島県の矢吹町は中通りの南部にある地域で、県域の中でも比較的なだらかな平地で構成されている為、農地の多いエリアとなっています。 しかし東日本大震災の際は、津波の被害はなかったものの多くの家屋が被害を受け、津波を抜いた被害戸数としては福島で最大とも試算され、今もその被害の跡が町内には存在しております。
さてそんな福島県の矢吹町も今や復興の道半ばではありますが、諦めずに一歩づつ前に進んでいるのは言うまでもありません。 私も水回りトラブル解消の仕事の為担当の県域を回りますが、ここ矢吹町も例外ではなく、今回洗面の詰まりの件でお電話を頂いたお客様もまさに復興業務に携わっておられるお客様でした。
お電話をお受けした際、詰まりの個所も的確にご判断されていたので、かなり詳しいお客様という印象の中、ご自身で処理されるのかなと考えていたのですがすぐに来て欲しいとの事で現場にお伺いしました。 現場にお伺いし呼び鈴を押すと出て来てくれたのは中学生の娘さん二人で、到着後直ぐにまたご主人よりのご入電。 また左官職人さんであるご主人のご指示もかなり的確でトラブルの内容も玄関口でご説明を受け非常に助かりました。
実はご主人も奥様もこの時、相馬市の方で復興関連のお仕事に当たっておられるようで自宅には娘さん二人がお留守番との状況だったのです。 その後に拝見させて頂いた洗面の詰まりもここ二週間ほど、ある物が詰まってしまい上にも下にも抜けない内に悪化し遂には洗面台が使えなくなり、娘さんを経由して旦那様よりお電話を頂いた様子でした。
その詰まった物とは、病院で処方される目薬のキャップで、水を流しても途中で引っかかっている為落ちず流れずの状態だったのです。 詰まりの解決部類としては簡単とはいえ、配管にうまくフィットしている場合はなかなか取れにくい物ですが、ワイヤーブラシとチェーンの使用でキャップを除去完了。
お支払いは先ほどご主人からのお電話でクレジット払いをお受けしていたので問題なく処理出来ましたが、娘さんには洗面を使う際は何かしらのキャッチャーをご用意くださいと伝え今回の作業は終了となりました。 洗面台の排水口は場合によっては開口したままの製品も多く、その場合は物が落ちやすいのでご使用の際は物の落下には要注意でお願いいたします。