水道が詰まる場所はいろいろあります。そのなかのひとつが浴槽です。普段普通に使っていた浴槽がある日突然詰まってしまうと、水が流せなくなります。水が流せなくなると新しくお湯をはることができなくなるため、冬場特に不便に感じることが多いでしょう。 今回は、福島県の猪苗代町で風呂の浴槽が詰まってしまい、修理の依頼を受けて対応した事例を紹介します。
家を建てて15年、これまでまで普通に使えていたのですが、一月ほど前から使い終わった風呂の水を抜こうと栓を開けたのですが、なかなか水位が減らなくて、これまで気にしていなかったのですが、水の流れるスピードがとても遅く感じたそうです。 しばらく放置していると、完全に水が抜けたため、特にその時点でお客様は浴槽の詰まりに気が付いていませんでした。
追い炊きができないタイプだったため、毎日浴槽の古いお湯を捨てて中を洗い、お風呂に入るときに新しいお湯を張っていたそうです。 ところが、1週間ほどたったある日、ついに全く排水できなくなったそうです。そのときは、詰まりの原因が分からなかったのですが、とりあえずラバーカップを使ってみたり、中に針金を差し込んだりといろいろと試されて、幸いそのときは辛うじて流れてくれたようですが、翌日もまたダメだったそうです。
またまたラバーカップを使って何とか古いお水を抜くことができたとお聞きしました。 けれども、これから寒い時期になれば福島県の猪苗代町はとても気温が下がります。朝に氷点下になるのも珍しくありません。そんな中、追い炊きができない浴槽で排水できなくなると暖かいお湯につかれなくなってしまいます。
さすがにこのままではまずいと思い、本格的な冬が来る前に風呂の詰まりを修理してほしいと、当店にお電話で修理依頼をいただきました。少しずつですがなんとか排水はできているため、急ぎではないがなるべく早めにとのこと。けれども、ちょうど急ぎの修理依頼もなかったため、ご連絡をいただいた当日に、福島県の猪苗代町にあるご自宅までお伺いしました。 浴槽に栓をして水をためて、排水してみるとやっぱり途中で止まってしまいます。そこで、排水口のなかを点検してみました。
なにか異物があるのかもしれないと思い、ローポンプスーパーを使って吸い上げてみると、小さなプラスチック製のおもちゃが出てきました。お子様の物だと思われますが、誤って流してしまったのでしょう。あと髪の毛や水垢汚れのような物も目に見える範囲は綺麗に取り去り、仕上げにピーピースルーをつかって洗浄して完了としました。 無事見違えるほど勢いよく流れる様をご覧になって、お客様も安心されていました。