体調により作用する詰り

ども、仕事用の愛車はフルカスタムのハイエース!と、いつか豪語したい水道修理業者です。 最近は福島県ばかりで仕事をしているわけですが、今回の出張先は同県の猪苗代町です。 立地的には会津若松市に近いんですかね? いちばんの名所と申し上げても過言ではない猪苗代湖が拝める土地だけあって、楽しみにしていたのですが、お仕事当日はあいにくの雨。

スリッピーな路面に注意しながら車を走らせることおよそ1時間、ご依頼のあった立派なお宅に到着しました。 当日は日曜日ということもありまして、家族総出で出迎えていただきました。(ワンちゃんも可愛かったです。) 白髪混じりのご主人に改めてお話をうかがったのですが、トイレ修理のチョー定番である「詰まり」が原因でした。

今回の相手は洋式トイレ、いろいろな詰まりが存在している中でも、水位が高くなってしまうというケースでした。 ここで何とかしようと、よくやってしまう例が、何度も繰り返し、流してしまうことです。 大半は症状が改善されることはなく、今にもあふれんばかりの高水位に戻るだけというパターンを、経験されたという方も数多くいらっしゃると思います。

私は詰まりの原因の追求するべく試行錯誤したのですが、あるタイミングでご主人から「ウチの家内は便秘がひどくて…」という驚愕の事実を耳打ちされてしまいました。 こんなお話で申し訳ないのですが、要はカチカチの石ころみたいなものがトイレに詰まっている可能性も視野に入れなくてはいけないということです。 もし、それが詰まりの最たる原因であれば、合点がいくといえばいくのですが、ここはひとつ試しに普段はあまり多用しないラバーカップを取り出してみました。

ご依頼のあったご家庭には常備品がなかったため、持参した新品のスッポンの出番です。 洋式トイレ独特のくぼみにラバーカップをゆっくり押し当て、なんとなく水圧を感じたところで、握りしめた棒部分を上へと引き上げました。 この作業を何度か繰り返したところ、ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!と、断末魔が! 作業を見守っていくれていたご主人からも「おぉ!」という歓声が聞こえたほどで、これにて一件落着です。 トイレの詰まりの正体は最後まで分かりませんでしたが、トイレの神様のみぞ知るというやつでしょうか。