冬場は凍結破損による漏水が頻発する季節でもあります。 福島県の国見町のお宅から「洗面台から水が噴き出ているような音が聞こえる」ということご連絡をいただきお伺いすることになりました。 現場に到着した作業員は、最初に異音がすると言われたところで聴診器を使い診断させていただきました。
その結果、洗面台裏の蛇口の付け根から漏水していることがわかりました。 漏れた水はそのまま排水管に流れてしまうような仕組みの洗面台だったため、目視での漏水の有無について判断ができなかったというものでした。 今回は漏水音でお客様にも気が付いていただくことができましたが、漏水音が小さいものだとご連絡をいただくことができず漏水が放置されていたかもしれません。
もしお客さまのほうで「水道料金が高いな」と漏水の疑いをもたれたときは、宅内のすべての蛇口を閉めた状態で水道メーターを確認していただくと漏水の有無を判断していただくことが可能です。 凍結が原因の漏水は、冬が終わり春にきた水道料金の請求を見て気が付くことが多いので、この記事を読まれた方は一度確認してみてはいかがでしょうか。 さて、今回の漏水ですが洗面台を一度取り外し、漏水部分の部品を取り換えさせていただきました。
取り換えた部品は亀裂が入ってしまっていました。 後から分かったことなのですがこのお宅では屋外にエコキュートのタンクを設置していて、明け方は配管が凍結してお湯が出なくなることがあるそうです。 こういう場合に蛇口を開放すると管内が空になってしまい、後から通水した際に圧力が大きくかかってしまい配管の破損につながってしまう場合があります。
今回の修繕とは別でエコキュート周りの配管も防寒シートで包ませていただき、繰り返し同じ原因で漏水することが無いよう対応させていただきました。 このような漏水前の予防作業も弊社でさせていただいておりますので、これからもこちらの記事で発信させていただきます。