いつもお使いのトイレが、通常通り使えなくなってしまったら、どう対処して良いか困ってしまうものです。今回は国見町のお客さまのご自宅でトイレ詰まりを修理したケースをご紹介させて頂きます。同じような水道トラブルに悩むお客さまのヒントになれば幸いです。 あつかしの郷で有名な、国見町 自然豊かな内陸部の街、国見町。
街の外れにあるのが福島県国見町です。地域のブランド米であるくにみ米を始め、毎朝農家の方たちから届けられる新鮮な野菜やパンなどが並びます。オープンしてから5年も経たないニュースポットなのですが、2019年の夏には来場者数が400万人を超えるように。人気の観光スポットとして、現在では週末になると県外から多くのお客さんが訪れるそうです。
訪れたのは道の駅から程近い、一軒のご自宅 あつかしの郷から車を走らせること6~7分。「1階のトイレが全く使えないので、見に来て下さい」こう連絡を頂いたお客さまのご自宅に向かいました。白と茶色のレンガ造りの洋風の建物が、今回のお客さまのお住まいです。玄関を入り、廊下の左手にあるのが問題のお手洗い。「スポスポ器具を使ってみたんですけど、この有り様で…お恥ずかしい」と70代くらいの奥さま。毎日使うトイレは、詰まりやすいものです。
防水用の靴をはき、手袋を付けていざ点検を始めていきます。トイレは色々な物が入り込みやすく、誤って流した物に汚物が絡みついて水流をストップさせているケースがあります。慎重に排水口の奥にブラシを入れていくと、コツっと何か当たる感触がありました。ブラシを探り寄せてみると、繊維のちぎれたような物がブラシに付いています。
トイレットペーパーの切れ端に絡みついていたのは、オムツの一部。誤って大人用の紙おむつを便器に流してしまったのが詰まりの原因だったようです。 そのままではさらに詰まりが悪化してしまうので、つまりの原因の異物を取り除かないといけません。圧力を掛けたり真空引きの工程ではおむつの取り出しは難しいと判断し、便器を床から外して裏側から作業することにしました。
排水溝の内側に詰まっているおむつを無事に除去できました。再び便器を元の状態に設置しなおします。取り外した給水管を繋ぎ、止水栓を開けて、便器に水を貯めて再度チェック、無事に詰まりは解消されていました。 うまく直せてよかったのですが、今回は便器を脱着しなければならなかったので、電話でお話しした金額より少々作業費がかさんでしまいました。現場での見積もり金額自体はご納得いただきましたが、誠に申し訳ございませんでした。