大玉村の台所水漏れ

キッチンやシンクなど台所の水回りから、突然水があふれ出てしまうと、どこから片づけや修理を行えば良いかパニックになってしまいます。今回は台所の水漏れを回復させて頂いたケースを紹介させていただきます。

◇台風19号の被害にあった、福島県大玉村。

東日本大震災でも多くの被害が出た福島県大玉村。「今度こそ復興を」と町が一体となって頑張っていたときに、やって来たのが台風19号です。仕事で大玉村を車で走ることも多いのですが、台風直後は村内のあちこちで水に浸かったり、土砂崩れで建物の一部が壊れてしまったり…目を覆いたくなるような惨状が広がっていました。

現在は少しずつですが、台風がくる前の姿に戻りつつあるようです。小さな力だと思いますが、復興につながるお手伝いが少しでもできたら…とても有難いです。

◇「台所がびしょ濡れ」お客さまのお宅へ。 先週うかがったのは、そんな大玉村のお客さまのご自宅です。

田んぼに囲まれた瓦屋根が、お客さまのお住まいの戸建て住宅。台風の影響のせいか、泥に汚れたマットや畳が、玄関先に干してありました。 「おとついから台所の調子が悪くって…」50代くらいの奥さまの後を続き、室内へ。台所は幸い2階部分にあり、浸水被害はまぬがれたようです。蛇口を回してみると、シューとすごい勢いで水が…。

慌ててゴム手袋をはめて、作業をおこないます。 台所には蛇口が付いているのですが、大雨が降ったあとや長期間使わないままの状態が続くと、かれに蛇口の接続部分にゆるみが出て、水が漏れだしてしまうことがあります。モンキーレンチを使って、まずはナットを締めます。だいぶ緩みが出ていたようで、何回か調整すると上手くはまってくれました。

つづいてバルブカートリッジをチェック。部品に錆びがあり、そこから水が漏れていたので新しいカートリッジと交換させてもらいました。再び蛇口をあけると、今度は正常な状態で水が流れました。 「あ~良かった、やっぱりプロは違うよね」お客さまのひと言に、こちらまで心が和みました。