トイレの「せき」とは

ご家庭の中で使えなくなると困るもの、ナンバーワンにあたるのがお手洗いです。ファミリー世帯の方など、人数の多いご家庭ではトイレが流れなくなると、家での時間がとても不自由なものになります。今回は福岡県大玉村でトイレ詰まりを、修理させて頂いたケースを紹介します。

◇うまい日本酒の産地、福島県大玉村。 ツヤのあるお米がたっぷり取れる、福島県大玉村。村内には田んぼが幾つもあり、春先には田植えをされている方をよく見かけます。収穫したばかりの新米は水分が多く、もちもちとした歯ごたえ。おかずが無くても、どんぶり一杯の飯を味わえます。 村で作られている米はコシヒカリなのですが、最近はこれらの米を使った日本酒造りもおこなわれています。田植え踊りや十二神楽などのおめでたいネーミングが付いた日本酒は、コクのある豊かな味わいが特徴的です。

◇「手に負えない…」ご連絡いただいた、お客さまのお宅へ。 おいしい物がいっぱいの大玉村。巡回運転中に連絡いただいたのは、村に住む80代のおばあさまです。1人暮らしされているそうですが、1週間ほど前からトイレの調子が悪いとのこと。自分1人ではうんともスンともいかないので、助けて欲しいというご連絡でした。 さっそくトラックで向かい、平屋建ての一軒家のご自宅へ。軒先にはプランターに植えられたビオラなどが並んでいて、とても小綺麗な印象でした。表玄関から上がらせてもらい、階段の先にあるお手洗いに案内してもらいます。トイレはずっと流れていないとのことで、便器内には水がいっぱい貯まっていました。

トイレ内部は、色々な部品が入っていて、予想以上にモノが詰まりやすく出来ています。内部には「せき」と呼ばれる部分があり、こちらの箇所は汚物が流れやすいよう滝のように傾斜が付いています。いつもは何てことないのですが、何かが詰まると「せき」の流れが悪くなり水を流しても排水の奥に流れていかなくなります。 真空式のパイプクリーナーを持ってきて、内部の汚れを取り除いていきます。パイプクリーナーは使い方にコツがあり、上手く使わないとかえって奥に詰まりが挟まってしまうことも。慎重に強弱を付けて操作したところ、見事に詰まりは解消されました。汚物や嘔吐物がせきにつまり、流れを妨げていたようです。「ご苦労さま、1人じゃ何も出来なくて…」とおばあさま。助けになれて、本当に良かったです。