心がほっとリラックスできるのがお風呂。いつものようにお湯をはったのに、どこかから水が漏れているとしたら…。水道代も高くついてしまいます。今回は浅川町のお客さまのご自宅で風呂水漏れを直したエピソードをご紹介させていただきます。

◇除夜の夜に花火が見られる、浅川町。 福島県浅川町は花火のふる里として、とても有名な場所です。夏祭りには毎年多くの花火が打ち上げられて、訪れる人を楽しませてくれます。他の地域では「花火は夏だけ」と限定されやすいのですが、花火好きの浅川町だけは別。こちらでは毎年大みそかの夜に、美しい花火を拝めます。白山比咩神社という場所で12月31日の夜11時くらいから、大きな花火が打ち上げられるのですが、菊の花のような大輪の炎に圧巻息を飲むくらい美しい光景に感動します。

◇神社から車で15分の一軒家のお宅へ。 そんな白山比咩神社から車を走らせること15分。「お風呂から水が漏れているので、今晩のうちに修理してください」お電話をいただいたお客さまの元へ、お邪魔します。地元で農業をされている、60代の男性のご自宅です。平屋造りの建物の玄関を上がり、廊下を突き抜けた先のお風呂場へ。タイル張りのお風呂がありました。「浴槽から水が漏れているみたいで…」ご長男の男性が説明してくれます。 さっそく浴槽を検査してみます。浴槽に水をはり、小さなスポンジを浮かべておきます。こうすると水の流れがよく分かり、どこで水漏れが起こっているのか分別つきやすいのです。

数分待っていたところ、浴槽の右角の部分に、破裂箇所があるのが分かりました。この部分から水が漏れているようです。FRPと呼ばれる特殊なガラスコーティング剤を使って、壊れている箇所に吹き付けました。膜を重ねた部分が乾くのを待って、防水の処置をほどこしていきます。ここでツメが甘いと、またすぐに水が漏れてしまう可能性も。じっくり丁寧に作業を完成させました。 再び水漏れがないか確認して、今日の作業は終わりです。「これでゆっくりあったかいお風呂に入れます。どうもご苦労さま」お客さまが労をねぎらってくれました。